従来のコンピュータよりも速く計算ができ、次世代のコンピュータとして大きな注目を集める量子コンピュータ。その最小構成要素(基本単位)が量子ビットで、超伝導状態の電子回路(超伝導回路)を用いて作られた量子ビットは、超伝導量子ビットと呼ばれます。
超伝導量子ビットは、約マイナス273℃という極低温下に置く必要があり、またノイズに弱いことから、正常に動作させるためには磁気の影響を受けないようにしなければいけません。このため極低温にも耐えうる専用の磁気シールドが必須で、オータマで製作したものが各所で採用されています。